仕事術

オフィスで心掛けたい冬の保湿ケア

空気が乾燥している冬、室内では暖房でさらに乾燥してしまうので、体調だけでなく美容においても対策が欠かせません。一日のうち長い時間を過ごすオフィスでは、できるだけ快適な環境を整えたいもの。 ここでは、乾燥対策の重要性と気を付けるべきポイント、オフィスでできる加湿の工夫などについて紹介します。

オフィスでの乾燥対策が必要な理由

気温の低い時期は、そもそも大気中に含まれる水分が少なく、日本の場合はシベリアから非常に乾燥した季節風が吹き込むため、より空気が乾燥してしまいます。また、室温が高いほど湿度は低くなるため、エアコンを使用して室温が上がることで、室内は乾燥します。そのため、常時暖房をつけていることの多いオフィスなどでは、乾燥対策が必須といえるでしょう。
厚生労働省の「事務所衛生基準規則」では、空調を設けている場合のオフィスでは、室内の気温は17℃以上28℃以下、湿度は40%以上70%以下になるように努めなければならないとされています。しかし、2013年に行われた東京都健康安全研究センターの調査では、湿度が基準値に満たないオフィスが約50%という結果が発表されています。

乾燥するとどんな影響があるの?

冬のオフィスが乾燥しやすいということはわかりましたが、乾燥することで私たちにどんな影響があるのでしょうか。空気が乾燥することの問題点には、次のようなものがあります。

1 風邪やインフルエンザにかかりやすくなる

空気が乾燥していると鼻やのどの粘膜が乾燥し、細菌やウイルスから体を守る防御機能が低くなるため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。また、湿度が低いとウイルスの水分が蒸発して軽くなり、咳などで空中に飛び散ったウイルスが空気中を漂う時間が長くなるため、ウイルスを吸い込む確率が高まります。

2 ドライアイの原因になる

空気の乾燥は、目の水分も奪ってしまいます。その結果、涙が不足することにより、目の表面に傷がついたり目が疲れやすくなったり、不快感などの「ドライアイ」の症状も出やすくなります。
また、ドライアイは、眼精疲労の原因となります。眼精疲労になると、目の痛みやかすみ、充血や視力低下などの症状を引き起こし、肩こりや頭痛などにもつながります。そのため、1時間に10分程度の休憩をとったり、アイピローや目薬などでこまめにケアしたりすることが大切です。

3 ドライスキンになる可能性がある

健康な皮膚は、油分と水分が混じり合って作られる皮脂膜という天然のクリームのようなもので保護されています。しかし、常に乾燥した空気にさらされていると、水分が減少してドライスキンといわれる状態になり、皮膚からハリ・つやが失われてしわやたるみ、かゆみの原因になります。

職場でできる乾燥対策

大掛かりな加湿器などがなくても、加湿グッズや乾燥対策でオフィスでの乾燥を防ぐことは可能です。エアコンの風の直撃は乾燥を進めることになるので、風の向きを調整するなどして、できる限り直接風があたらないように調整し、個人でできる乾燥対策も取り入れましょう。

マスクを着用する

最も簡単な乾燥対策は、マスクを着用することです。マスクは病原菌の侵入や、咳やくしゃみでウイルスが飛び散ることを防ぐだけでなく、保湿対策としても有効です。
マスクをつけることで鼻や喉の乾燥を防げるので、インフルエンザの予防にもつながります。また、マスクを着ける際には、鼻から顎まで覆うことが大切です。サイズの合っている物を着用し、必ず毎日取り替えるようにしましょう。

卓上加湿器を使う

デスクで使える、卓上の加湿器を設置するのもおすすめです。USBケーブルで使える物もあるので、お好みの大きさやデザインのものを探してみてはいかがでしょうか。
しかし、パソコンなどの機械を扱う場合、故障やトラブルにつながる可能性もあるので、十分注意しましょう。

観葉植物やお湯を入れたコップを置く

簡単ながら高い保湿効果が期待できるのが、デスクの上に観葉植物やお湯を入れたコップを置くことです。観葉植物は、加湿器ほどではありませんが、葉からの蒸散作用によって加湿の効果が期待できます。サンスベリアやポトスなど、エコプラントと呼ばれる空気清浄効果が期待できる植物もおすすめです。
コップの場合は、時間の経過とともにお湯が減っていくのもわかり、目でも加湿効果を確認することができます。コップの中身は水でも構いませんが、お湯のほうが気化しやすい分、加湿効果が高いのでおすすめです。数時間ごとに交換すると良いでしょう。

ハンドクリームやヘアオイルを常備しておく

自宅でしっかりと保湿をしていても、長時間オフィスにいると肌や髪が乾燥してしまいます。そんなとき、すぐにお手入れできるように、オフィスにもハンドクリームやヘアオイルを常備しておくのがおすすめです。香りの強すぎる物は避けて、周りに配慮しながら保湿できる物を選びましょう。
また、乾燥した肌に化粧水をつけると一瞬は潤いを感じますが、汗や水分と同様にすぐに気化してしまい、元々肌にあった水分まで失われてしまいます。乾燥時の保湿には、乳液やクリームなど、油分を含んだ化粧品を使いましょう。

体の中から保湿対策をしよう

オフィスの乾燥から体を守るために、食べ物や飲み物で乾燥対策をするのもおすすめです。
オフィスでできる簡単な方法をいくつかご紹介します。

水分補給はミネラルウォーターが基本

冬は夏に比べて水分補給の量が少なくなりがちです。しかし、常に乾燥した空気にさらされていると、体内の水分はどんどん失われています。そのため、こまめな水分補給が大切です。
ミネラルウォーターはもちろん、白湯で体を温めながら水分補給をするのも効果的です。また、乾燥肌の対策には、ビタミンを含んだフレッシュジュースなどを飲むのもおすすめです。血行を促進して体を温める作用のあるハーブティーなどをオフィスに常備しておくのも良いでしょう。コーヒーなどカフェインを含む飲み物は、利尿作用があり、新陳代謝の低下なども引き起こすため、ノンカフェインの物を選びましょう。

ランチには温かい物やビタミンを摂取

乾燥肌の予防・改善には、たんぱく質や良質な脂質であるオメガ3脂肪酸、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB群などの栄養素も必要です。ランチには、カレーライスや丼物、ファストフードなどではなく、できるだけ多くの野菜や果物を食べることを心掛けましょう。
野菜がたっぷり入った温かいスープや煮込み料理などがおすすめなので、お弁当を持っていく際には、スープジャーなどを使用して具だくさんのスープを作ってはいかがでしょうか。

おやつにはナッツを食べる

オフィスでのおやつには、スナック菓子や甘い物ではなく、ナッツ類を食べるのがおすすめです。ビタミンEが豊富なアーモンドなどのナッツ類には、肌の保護機能を高める効果が期待できます。
また、くるみには、細胞内の水分を保つ役割を果たすオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、ほかにも、乾燥や美容に良いといわれているピスタチオやヘーゼルナッツなどもおすすめです。

乾燥対策で寒い冬を乗り切ろう!

冬の肌荒れや体調不良は、オフィスの乾燥のほかストレスや寝不足から来ることもあります。
年末年始に年度末と忙しい時期が続くので、乾燥対策を含めた体調管理が大切です。
オフィスでの過ごし方や食事にも気を付けながら、仕事もプライベートも気持ち良く過ごしていきましょう。

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