お役立ちガイド:初めてのショールームコーディネーターガイド 第4回
インテリアコーディネーター資格取得への道のり

― 幅広い試験範囲を計画的に対策していこう ―

インテリアコーディネーターの資格は、ショールームコーディネーターが働きながら目指す資格として最もポピュラーなものです。インテリアコーディネーターの資格取得にはどのような準備や対策が必要なのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

そうだ インテリアコーディネーターになろう!

インテリアコーディネーターは、インテリアに関する幅広い商品知識を持ち、インテリア計画の作成や商品選択のアドバイスを行う職業のことです。現在「インテリアコーディネーター」という名前は「インテリアコーディネーター資格」とほぼ同じように捉えられており、インテリアコーディネーターの職業と資格は切っても切り離せないものとなっています。インテリアコーディネーター資格は社会的認知度が高く、就職や実務における有資格者のニーズも高いものとなっています。

どんな試験なの?

インテリアコーディネーター資格の受験は年1回チャンスがあり、毎年10月に一次試験、12月に二次試験があります。学歴や実務経験などの受験資格が一切なく、誰でも受けられる試験です。

表 1 インテリアコーディネーターの受験概要(公益社団法人インテリア産業協会より)

一次試験/二次試験 試験日:10月の第二日曜日/12月の第二日曜日 試験科目:インテリア商品と販売(100分)インテリア計画と技術(100分)/論文・プレゼンテーション試験(180分) 受験資格:年齢・性別・学歴・職業・経験は問いません。/一次試験に合格していること。その他、年齢・性別・学歴・職業・経験は問いません。 試験会場:札幌・盛岡・仙台・高崎・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・高松・福岡・沖縄/札幌・盛岡・仙台・高崎・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・高松・福岡・沖縄

表 2 インテリアコーディネーターの試験範囲

一次試験(マークシートによる択一式) インテリア商品と販売の基礎知識(100分) 1. インテリア商品・部材 2. インテリア販売 3. インテリア情報 4. コンサルティング 5. 積算・見積 6. 住環境 インテリア計画と技術の基礎知識(100分) 1. 住宅構造 2. インテリア構成材 3. 室内環境 4. インテリア基礎 5インテリア計画 6.表現技法 7.関連法規 二次試験(筆記式) 論文・プレゼンテーション試験(180分) 論文 2問または3問の課題について論述 プレゼンテーション試験 課題の要求に従って、解答用紙にプレゼンテーション用の図面、仕上表などを描く

※一次試験は、2014年秋から「学科」試験1科目に統合して実施(出題範囲は大きく変更なし)

インテリアコーディネーターの試験は、表2にあるように非常に幅広い知識を問う問題となっています。

どのように対策したらいいの?

インテリアコーディネーター資格の取得に向けては、どのような対策を行えば良いでしょうか。インテリアコーディネーターの資格試験は、出題範囲が幅広いです。でも、効率的に対策していけば大丈夫。受験対策を始めるのは、おおよそ受験の1年前からがよいでしょう。1年で1次試験も2次試験も突破してやるんだ、という気持ちで集中して勉強していきましょう。

1次試験の対策は、試験の主催者である社団法人インテリア産業協会が出している「インテリアコーディネーター・ハンドブック(技術編/販売編)」という書籍や、過去問題集を使って勉強します。(現在、インテリアコーディネーターの一次試験は「インテリア商品と販売の基礎知識」と「インテリア計画と技術の基礎知識」の2科目に分かれていますが、2014年秋に実施する1次試験からは、これら科目を統合し「学科」試験1科目として実施予定です。それに伴い「インテリアコーディネーター・ハンドブック」も統合改訂版が出されます。)1次試験は暗記物が中心ですので、コツコツと対策していきましょう。

2次試験は、論文とプレゼンテーションが課せられます。論文は、決められた字数を守り、わかりやすい文章で構成するよう心がけましょう。平成24年度のテーマは「北欧風のインテリア」「省エネルギーへの配慮」、平成23年度は「自然素材の活用」「寝室の収納」でした。論文と言えば長い字数のものを思い浮かべますが、この2年は字数制限が250〜300文字となっているので、簡潔に表現できれば大丈夫です。トレンドや社会問題など、インターネットや新聞などで最新情報収集をチェックしておくと良いでしょう。

プレゼンテーション試験(製図)は初心者が短期間で対策するのはちょっと難しいので、現場経験が少ない場合は、一次試験の勉強の合間をぬって製図に慣れる必要があります。本番までに時間を測って何度も練習しましょう。また、メジャーを持ち歩き、自分の周りにあるインテリアの幅や高さを測ることによって、寸法感覚を身につけるのもよいでしょう。こうした感覚は、学科対策や図面を描く際に役立ちます。

ちなみに、インテリアコーディネーター資格は、教育訓練給付金の対象講座資格となっています。通信講座やスクーリングを受講する場合、条件を満たしていれば、少しお得に受講することができます。教育訓練施設に支払った教育訓練経費の20%に相当する額(上限10万円)が支給されます。
対象講座は「厚生労働大臣指定教育訓練講座一覧」(http://www.kyufu.javada.or.jp/kensaku/T_M_kensaku)にまとめられていますので、受講したい講座はあるか、自分が教育訓練給付金の対象者であるか、一度調べてみましょう。

ショールームでの就業経験が試験勉強を後押しする!

実は、インテリア業界での実務経験は、インテリアコーディネーター資格の取得に大いに役立ちます。ショールームコーディネーターの仕事では、研修でしっかりと商品知識を教えてもらえますし、実務を通じて数多くの商品を扱いますので、自然と商品知識が身につきます。仕事で図面を描くこともあるので、2次のプレゼンテーション試験(製図)も馴染みやすいものとなるでしょう。インテリア業界への就職は、実務経験や有資格であることを重視しますが、ショールームコーディネーターの場合はインテリア業界が初めての方でも受け入れてくれる環境がたくさんあります。インテリア業界が初めての方がインテリアコーディネーターを目指す場合、まずはショールームコーディネーターとして働きながら実務経験を身につけ、並行して資格の勉強をするのがおすすめです。インテリアコーディネーターの資格取得に向けて学んだことが、すぐ仕事に生かせるのも一石二鳥と言えるでしょう。

※インテリアコーディネーターの試験に関する情報は2013年8月時点のものです

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